いつかは訪れたい!御神木の名所10選

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いわゆるパワースポットと呼ばれる場所は、神社やお寺などの仏閣や、滝、湧き水、など様々ありますが、今回はその中から寺社に佇む御神木をメインに名所を10選ピックアップしました。御神木の存在そのものが発する圧倒的なパワーと神々しさを感じて頂ければ幸いです!

日本の御神木 10選

伊勢神宮(三重県伊勢市)

伊勢神宮には清盛楠(きよもりくす)と呼ばれる御神木があります。
樹齢は1000年以上、高さ約10メートル、幹の太さが約9メートルという大きさです。
清盛楠の清盛とは、平安時代末期の武将、平清盛のことで、この楠に清盛公の冠が触れたことが由来のようです。平安時代末期は今からおおよそ800年位前の事ですから、その当時で既に樹齢200年を超えていたことになります。すごい時代を生きてきた木ですよね。。

熊野那智大社(和歌山県那智勝浦町)

熊野那智大社には「那智の樟(くす)」と呼ばれる楠があります。この楠は、胎内くぐりといって、木の幹が空洞になっているところを護摩木若しくは絵馬を持って通り抜ける祈願が出来ることでも人気のスポットです。大樹からのパワーを直接もらえそうで、貴重な経験が出来ますよね。樹齢は850年、樹高27メートル、幹回り約8.5メートルとのことです。
ちなみにクスノキは、「楠」や「樟」と漢字で書いて、日本では同じクスノキ科ニッケイ属の常緑高木を指して厳密な区別はしていないようですが、「楠」の字は中国ではタブノキを指す字のようです。
※地図にある「拡大地図を表示」をクリックすると、Googleマップで詳細を確認できます。

日光東照宮・日光二荒山神社(栃木県日光市)

日光東照宮では、「こうやまき」や「日光太郎杉」と言われる御神木も有名(下記リンク)です。
が、「縁結びの御神木」と呼ばれる杉と楢(なら)の合体木が珍しいスポットです。杉と楢で木の種類が違うのはもちろんですが、杉は針葉樹で楢は広葉樹なので、極めて珍しいコラボ?ですよね。その珍しさもあって、縁結びの御神木と呼ばれるようになったようです。「好き(杉)なら(楢)ご一緒に」のコピーでも有名です。
何となく、ディズニー映画の「マイ・エレメント」、「美女と野獣」、シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」を想像しちゃいますよね。
ちなみにすぐ近くに「夫婦杉」や「親子杉」もありますのでカップルから家族まで守備範囲に抜かりありません。何とも人間味あふれる御神木ですね。

「こうやまき」、「日光太郎杉」について→ 日光東照宮 « 栃木県神社庁
「こうやまき(高野槙)」は樹齢 約350年、樹高約38メートル、幹回り約4.4メートル
「日光太郎杉」は樹齢 約370年、樹高約43メートル、幹回り約5.6メートル
です。御神木としては若い?ですが、樹高が高い!ですよね。根から樹高まで水を吸い上げていると思うと、ものすごいパワー・生命力ですよね。。
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鹿島神宮(茨城県鹿嶋市)

鹿島神宮は東京ドーム15個分という広大な境内で、巨樹が多くある神宮ですが、ここにある最大・最古の御神木である大杉は樹齢約1300年、樹高約40メートルという大きさです。幹の周りは9メートル~11メートルとのことですが、正確な記録は確認できていません。いずれにしても関東圏でも屈指の御神木に間違いは無さそうです。
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出雲大社(島根県出雲市)

出雲大社から200mほど東の場所にある出雲大社の摂社・命主社(いのちぬしのやしろ)。ここに鎮座している椋(むく)の木は、樹齢1000年超と言われている巨木でその圧倒的な存在感にパワーや生命力を感じる方が多いそうです。社よりも御神木目当てで来られる方も少なくないとか。
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宇佐神宮(大分県宇佐市)

宇佐神宮は全国で四万四千社あると言われている八幡宮の総本社で、正式名である宇佐神宮の他に、宇佐八幡あるいは宇佐八幡宮とも呼ばれています。ここは御神木の他にも「願掛け地蔵(神用仏)」があって「人に見つからずにお願いする」と「一生に一度だけ願いをかなえてくれる」と言われています。あなたなら、いつ、何をお願いしますか?考えてみるとなかなか難しいですが、ワクワクしますね!
本記事のメインテーマである御神木については、大楠の木として下記場所に鎮座されています。樹齢は約800年、樹高30メートル、幹回り5メートルとのことです。
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高野山(和歌山県高野町)

高野山とざっくり一括りに書いてしまいましたが、理由は、高野山はユネスコ世界遺産に「紀伊山地の霊場と参詣道」として登録されていて、ここ一帯に117もの寺院が立ち並び、1200年以上に渡り多くの人々の信仰を集め発展した宗教都市のため、ピンポイントで記載するのをためらったためです。
高野山参拝の王道は、壇上伽藍、金剛峯寺、奥之院を巡るコースになると思いますが、至る所に御神木クラスの木々があります。今回はその中でもちょっと離れた場所にある「六本杉」をご紹介します。ちょっと離れている分、観光客も少なめなので、ゆっくり堪能するにはうってつけの場所です。是非立ち寄ってみることをお勧めします。
ちなみに下記の地図に「宿坊」と書かれていますが、高野山では50以上の寺院が観光客を受け入れていて宿泊体験が出来ます。観光施設ではなく、あくまで寺院ですから大人のマナーを身につけてから伺いたいものですが、すごい体験が出来ますよね。あなたならどの季節を選びますか??
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熱田神宮(愛知県名古屋市)

御神木というと秘境にあるイメージもありますが、日本の大都市、名古屋市にもスゴイのがあります。それが熱田神宮の大楠、です。樹齢は1000年以上で、弘法大師がお手植えされた、と伝えられています。神宮前駅からも近く、アクセスに便利な何ともありがたい御神木です。

鶴岡八幡宮(神奈川県鎌倉市)

鶴岡八幡宮には大銀杏(いちょう)と呼ばれる鎌倉のシンボルとも言える銀杏の木があったのですが、2010年3月10日に強風によって倒れてしまいました。現在はその切株の脇から新芽が出て、「子」銀杏が成長を続けています。「親」銀杏に並ぶには長い年月がかかると思いますが、地域の人に愛されるシンボルなのできっと立派に育ってくれると思います。いままでの御神木とは異なりますが、「生まれた時から御神木」という珍しさからピックアップしてみました。
ちなみに「親」銀杏(大銀杏)は石段の左手にあって、鎌倉時代の三代将軍実朝(頼朝の次男)を暗殺した実朝の甥が身を隠したと伝わる「隠れ銀杏」と呼ばれていました。創作エピソードとの説もありますが、現在は、木の一部が併設されている鎌倉文華館(鶴岡ミュージアム)のカフェに展示されていて間近に見ることが出来ます。御神木の一部が保存されて展示されている、というのも珍しいですよね。
※地図にある「拡大地図を表示」をクリックすると、Googleマップで詳細を確認できます。

高取城(奈良県高市郡高取町)

今まで寺社をメインにご紹介してきましたが、最後はお城(跡)の御神木です。
下記の地図を見ると分かる通り、かなりアクセスが困難(一帯が緑)なので、今回ご紹介した10選の中では行きづらいところかもしれませんが、巨樹・名木としてピックアップされることが多い有名な御神木なので取り上げさせていただきました。樹齢は約700年、樹高は約26メートル、幹回り5.3メートルで、「天守大杉 芙蓉(ふよう)姫」と名付けられています。高取城がかつて芙蓉城と呼ばれていたことから名づけられたものと思われます。威風堂々とした立ち姿は、これぞ御神木、という威厳を感じます。

樹齢1000年を超える木の実のパワーを手に入れられるって知ってました?

今回ご紹介した御神木、どれも長い歴史とパワーを感じますよね。胎内くぐりや縁結びなど、健康や長寿、良縁を期待してしまう気持ち、良く分かります。
実はそんな樹齢1000年を超える木の実のパワーが入手出来るって知ってました?私も今回の記事をまとめるために色々調べていて見つけたのですが、しかもその木の実はスーパーフードと呼ばれる「サジー」の実で、富士山より高い標高4000メートルを超えるチベットの高地で収穫された実なんです。もしかすると不老長寿の実とか呼ばれていたかもしれませんね。
気になる方は是非チェックしてみてくださいね!

今回の記事で「サジー」を知った、という方も多いのではないでしょうか。
「サジー」は栄養価が高い分、過剰摂取にならないように適量を摂取することを心掛ける必要があるようです。(まぁ、なんでもそうだと思いますが。。)
しかも今回紹介した「千年サジー」は、通常のサジーに比べてより紫外線の強い高地が生育地のため、種子を守るために通常のサジーの3倍ものビタミンCが含まれているそうです。サジー自体が栄養価が高いのにその3倍のビタミンCって、さすが御神木級は違いますよね。
これを機に樹齢1000年を超える木からの贈り物を是非ゲットしてみてください!

(Nyachi)

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